ネオジオヒーローズ デモ&ED集

5−A
 vs 社
A エンディング
4−A
 vs いろは
3−A
 vs あかり
5−B
 vs ゲーニッツ
B エンディング
2−A
 vs アテナ
4−B
 vs クーラ
オープニング 1−A
 VS マルコ
3−B
 vs 暴走庵
5−C
 vs SYDV
C エンディング
2−B
 vs ルガール
4−C
 vs KUSANAGI
3−C
 vs シェルミー
5−D
 vs オロチ
D エンディング
4−D
 vs クリス
5−E
 vs Ωルガール
E エンディング



〜 京 〜



オープニング

京 :
(一体、どうなってやがる!
 ユキまでが、まるで知らない人間を
 見るような顔をしやがって…)

くそっ…
わけが分かんねぇぜ!!
ブラウン博士 : うむ。ワシも見ておったぞい!
草薙君よ、それこそがまさに
世界の危機その物なのじゃ!!!
京 :
うぉっ!?
なんだよ、アンタは…
一体どこから降ってきたんだ?
ブラウン博士 : そんな些細なことはどうでも良い!
それより、まずは事態の説明じゃ!
京 :
…あぁ?
さっきの世界の危機とか?
言うやつのことか?

生憎だが、
そんな妄想につき合う暇は──
ブラウン博士 : 果たして妄想かのぅ?
突如、おぬしの体を満たし始めた
強大なエネルギーの本流……

そう…
例えば空を飛び、鋼を打ち抜く程の
内なる力の高まりは。
京 :
──確かに。かつて無いくらい力が
湧き上がってくるのを感じるけどよ…

アンタ、
なぜそんな事を知ってるんだ!?
ブラウン博士 : 待て待て!? そう慌てるでない!
これらは全て歴史を操る者たちの……
いや、ジオギガスの成せる業なのじゃ!
京 :
すると何だ?
そのジオギガスって野郎をぶっ倒せば
この事件にも、カタが着くってのか?
ブラウン博士 : 概ねそんな所じゃな。しかし…
こうも簡単に信じてもらえるとはのぅ。
少々拍子抜けな感じじゃなぁ。
京 :
へっ。
別に信じちゃいねーよ。

まずはジオ…なんとかってのを
ブッ飛ばす。

それで収まらなけりゃ、次はアンタだ。
簡単な話だろ?
ブラウン博士 : …………。
京 :
さて、面倒だがとっとと片付けるか!


1−A

vs マルコ


■ 対戦前 ■

マルコ : かぁ〜っ…!! 舐められたもんだぜ。
悪人退治のメンバーが、よりにもよって
こんな素人さんとはねぇ。
京 :
へっ、言ってくれるぜ。軍人崩れが…
生憎その素人さんは、売られたケンカは
きっちり買ってやる主義なんでね。
マルコ : 誰が崩れだ!!
オレは正規軍の軍人なんだよっ!

まったく…(ボソボソ)
こいつが部下なら侮辱罪で
軍法会議もんじゃねーの?
京 :
独り言は済んだかい?
実力を見たいってんなら……
草薙の拳、たっぷりと拝ませてやる!
マルコ : OK!
MISSION START──
DA〜ZZE!!!!


■ クリア後 ■

マルコ : あ゛〜〜だから素人はヤなんだよ…
銃弾かわしたり、
炎でかき消しやがって…

そんな兵隊がいるかってーの。
京 :
へへっ、まさか本職のあんたの方が
ここから先の闘いの
足出まといになりそうとはね。
マルコ : あー……はいはい。
分かりましたよ。どーせオレは
25歳のしがないロートル。

後のことは若いモンたちに任せて
さっさと退役して恩給暮らしでも
すりゃあいいんですよねぇ……へいへい。
京 :
いつまでブツブツ言ってんだ?
…ほんと面倒なおっさんだぜ。

えーと。まぁ、その……あれだ!
あんたは、あのブラウンとか言う博士を
守ってやれよ?

本部の防衛ってのも、軍人としちゃ
大事な仕事なんだろ?
マルコ : おおっ!?
その手があったか!
コホン…では、前線攻略は任せたぞ?

草薙二等兵の健闘を祈る!!
では──
京 :
おい、ちょっと待てよ、二等兵だと!?
俺は軍人じあねえってんだよ!

2−A(アテナ)へ  2−B(ルガール)へ


2−A

vs アテナ


■ 対戦前 ■

アテナ : そこまでです。
止まってください!
京 :
なんだ、アテナかよ。
おどかしやがって…

こんな所で、また超能力の特訓か?
しかし…時間の壁も越えるだなんて
サイコソルジャーってのも大した──
アテナ : !!
どうして私の秘密を
知ってるんですか!?

あなたは…一体?
京 :
(こいつは、ユキや真吾と同じ現象…
 それともこの時代…過去の世界の
 アテナなのか?)

未来から来た。
…なんて言っても、そう簡単に
信じちゃもらえないんだろうな。

詳しく説明してるヒマは無いんだがな…
あんたの敵じゃないのは確かだよ。
悪いが、そこを通してもらうぜ?
アテナ : ……未来から?
もし、その話が本当なら
あなたの存在は危険すぎます。

残念ですが、突然世界を取り巻いた
不穏な気配との関連性が確認できるまで
身柄を拘束させてもらいます!
京 :
…ったく、ヒマねぇって言っただろ!
聞き分けが無いのは、
今も昔も相変わらずか……

仕方ねぇ。
こうなっちまった以上、俺たちの流儀で
決着つけるしかねーだろ…?

俺を止めたきゃ、腕ずくで来るんだな!


■ クリア後 ■

アテナ : そんな…正義が負けるだなんて……
京 :
あのな…
だったら何だ、この俺が悪役なのか?
アテナ : …はい。
そして、正義は必ず勝利するのです。
例え一度、悪に敗れようとも!
京 :
お前…言い切りやがったな。
アテナ : 当然です!
なぜなら、サイコソルジャーこそ
人々を守る正義の戦士なのですから。
京 :
(正義感で凝り固まっちまってるな…
 ってことは、俺の知ってるアテナは
 随分マシになってるワケか)

ま、どっちでもいいさ。
俺は正義や悪には興味が無いんでね。

ともかく俺の勝ちのようだし、
今日の所は、ワルモノの草薙様が
大手を振って通らせてもらうとするか。
アテナ : ………むぅ。
京 :
…だがよ
もし俺を行かせたことで、この事件が
解決したら、どうするつもりだ?

そん時は、俺が正義ってことだよな。
だったら、俺の邪魔をしたあんたは
ワルモノってことなのか?
アテナ : そ、それは──
でも、正義は守られなければ…
だから…力を持つ私たちが……
京 :
俺も、こだわるつもりは無いんだが
暴力振るっておいて正義だ悪だと
押しつけんのはやめてくれ!
アテナ : ……分かりました。
ではここから先、あなたの行く末を
しっかり見届けさせてもらいます。

3−A(あかり)へ  3−B(暴走庵)へ


2−B

vs ルガール


■ 対戦前 ■

ルガール : ほぅ?
誰かと思えば、これはとんだ珍客だ。

よもや貴様自身が時を越え…
こうも容易く再会出来ようとはな!
京 :
ルガール!?
テメェ、生きてやがったのか!
ルガール : この混沌とした時の流れにおいて
生きる、死ぬなど些細なことよ。

今や、支配者ありきという
過去の恐怖その物が、
私を不滅の存在へと昇華させたのだ。
京 :
…また訳の分からねぇことばかり
ほざきやがって…
テメェの悪党っぷりは相変わらずだぜ!
ルガール : ……悪か。
だが、何を持ってそれを定める?
悪が正しくないと、何故に言い切れる?

貴様自身の…、
力を以って敵を正そうという行為は
同じ悪意に根ざすものではないのかね?

私は理解したのだよ、力こそ全てだと!
人の世の善悪など、所詮歴史の陰に咲く
徒花に過ぎないのだよ!
京 :
演説は終わったかい?
相変わらず、くだらねぇ御託だけは
一人前みたいだな。
ルガール : ふむ…貴様には少々難し過ぎたか?

…言葉で理解出来ぬなら、
力で理解するがいい!


■ クリア後 ■

ルガール : ほぅ?
思った以上にやるではないか。
…フン、この辺りが潮時か。
京 :
はっ…!
手加減でもしてるつもりかよ?

だったら本気でかかって来やがれ!
そのニヤケ面に、嫌ってほど
俺の拳を叩き込んでやる!!
ルガール : …ふん。
本気で無いのはお互い様と言うことだ。

貴様の本当の力…
かつてこの私を倒した力が、
その程度であろうはずが無い!!!

私はここで、
その力すら凌駕するのだよ。
本気を出さぬ貴様などに用は無い!
京 :
なんだと!?
テメェ…!!
ルガール : それに、生憎私も忙しい身の上でね。
貴様たちが追いかけるジオギガス──

私も興味が湧いてきた…
折角の機会だ。
一足先に会わせてもらうとしよう。
京 :
逃がさねぇぞ!
待ちやがれ!!
ルガール : ……逃げる?
それは弱者が強者に対して
行う行為であろう。

まぁいい。
私と本気で闘う気があると言うのなら
そのまま進んで来るがいい。

私は一足先に、次の舞台へ
行かせてもらうとしよう。
ハァーッハッハッハッハッ!!!

3−B(暴走庵)へ  3−C(シェルミー)へ


3−A

vs あかり


■ 対戦前 ■

あかり : お!?
変わったカッコした兄ちゃんやね。
さてはあんた、未来人やな?
京 :
なんで分かるんだよ?

いくらなんでも、俺の強さが
時代を超えるほど有名ってワケでも
あるまいし…

…ああ、そうか。
ブラウンのおっさんの紹介だな。
あかり : ちゃうちゃう!
教えてくれたんは、恩人の
ジオギガスっちゅうおっちゃんや!!
京 :
ジオギガスが恩人……?
どういうことだ。
まさか、奴の仲間なのか!?
あかり : う〜ん、話せば長いことながら…

実はちょっと前に、
いけ好かんお殿様が、家来を連れて
妖怪狩りにやって来よったんや。

あかりさんの奮闘も空しく
あわや、妖怪たちの命も風前の灯──

…あわや!
ちゅう所で、あのおっちゃんが
「がっはっは、力試しじゃー!」言うて

お殿様を吹っ飛ばしてくれたんよ。
京 :
全然長くねぇ…。
しかも、それは単純に暴れたかった
だけじゃねーのか?
あかり : 何言うてんねん!?
袖摺れ合うも他生の縁!
一寸の悪にも五分の魂!!

悪人や、結果論や言うたかて、
助けてもろといて恩義に感じな
ウチの女が廃るわ!

というワケやから、
頼まれた「ぼうがいこうさく」
きっちりやらせてもらうでぇ!
京 :
ちっ…面倒臭ぇがやるしかねぇか!


■ クリア後 ■

あかり :
あたたたた……
なんやねん、この兄ちゃん。
えらい「すとろんぐ」やんかぁ。
京 :
悪かったな。
手加減できるほど、
器用じゃ無くってね。

さて、事のついでだ。
ジオギガスの居場所ってのを
教えてもらおうか!
あかり :
ああ、おっちゃんの行き先かいな?
ええよ。
バッチリ教えたるわ!

ここからずーっと西に進んだ
急に景色が変わる場所、
まだ、その辺りにおるはずやで?
京 :
お、おいっ……いいのかよ!?
さっき、恩があるとか
言ってただろうが?
あかり :
それはそれ、これはこれや!
恩はさっき十分返したし、
やっぱ悪人は倒さなアカンやん!!

恩を返したのはあくまでウチの心意気。
だからゆうて、悪い奴の仲間に
なったかどうかは別問題や!
京 :
そう言うもんなのか…?
あかり :
そやで!
善悪なんちゅうもんは、元々人間の
内側だけにあるもんやよってなぁ。

あんまり細こう縛られ過ぎとったら、
なんも出来んようになってしまうで?

ほな、ウチはもう帰らせてもらうわ。
兄ちゃんも悪人退治、頑張りや!

4−A(いろは)へ  4−B(クーラ)へ


3−B

vs 暴走庵


■ 対戦前 ■

庵 : ぐぉぉぉぉぉぉぉ
京 :
八神の野郎……
またオロチの力なんかに
飲み込まれやがったか。
庵 : きょぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!
京 :
(言わば純粋な暴力だな……やれやれ。
 もしこいつに負けたら、奴が正義って
 ことになるのかね…?)

(──いや、違う!
 これを…こんな物の後付けで
 善悪を語っていいわけがねぇ!)

(…でも、善と悪。
 力を以って敵を屈服させる行為と
 何が違う? どこが違う?)
庵 : ぎょぉぉぉぉぉぉ!!!!
京 :
!?
やべぇ…ボーッとしてたか?
ガラにもねぇ…!!

ほんと、やっかいな野郎だよ。
面倒臭ぇが、目ぇ覚まさせてやるぜ!!


■ クリア後 ■

庵 : ぐぅっ……ハァハァ…ハァ……
京 : やっと目を覚ましやがったか…。
庵 : 京……貴様…。
この俺の無様な姿を笑いに来たか…!
京 : …ったく。
いちいち絡んで来るんじゃねぇっての。

えー…ああ…!!
これは俺の独り言なんだがな。

俺の知り合いに、面倒な野郎がいてよ。
やっかいなモン背負い込んでるくせに
まるでそんな素振りを見せやしねぇ。

それどころか人のことばかり
目の敵にしやがって、事あるごとに
突っかかって来やがる…。

例えハンデを背負い込んでいたって
小馬鹿に出来るような相手じゃねぇ。

だがよ、弱った奴とでは燃えねぇ。
全力を出し切れる状態で、思いっきり
ぶちのめさなきゃ、意味がねえんだよ。
庵 : ……………………。

…くっ………ならば、これも独り言だ。

…貴様を殺すのは俺だ…!
その時まで待っているがいい……京!!
京 : へっ…よく言いやがる…
いつもと変わってねぇじゃねーかよ。

余計なこと言ってねーで、
さっさと傷を治して出直しやがれ!!

4−B(クーラ)へ  4−C(KUSANAGI)へ


3−C

vs シェルミー


■ 対戦前 ■

シェルミー : あら、ようやくワタシの知っている
草薙が来・て・く・れ・た・の・ね?
京 :
お前の知ってる草薙だと?
どういう意味だ!

さっさと答えやがれ!
俺以外に草薙を名乗る奴に会ったのか?
シェルミー : あらあら…
こういうところも
遺伝しちゃうのかしら?

同じような構えに…
同じようなセリフ…
それに同じように燃える瞳…

いいわね。
その苛立ちに燃える熱い視線…
どんな宝石よりも綺麗だわ。

うふふふっ。
嬉しくって濡れちゃいそう…

──あなたの血と汗、好きな方でね。
アハハハハハハハッ!!
京 :
ちっ…!
答えるつもりが無いのなら
力ずくでも聞き出してやる!!

まずはその軽口が叩けなくなるよう
思いっきりぶっ飛ばしてやるぜ!!!


■ クリア後 ■

京 :
あんたが望んだ草薙の炎だ…
どうだ、これで満足かい?

満足したなら、
さっさと答えてもらおうか!
シェルミー : ふふ…
わざわざ答えなくたって、あなたも
本当は気づいているんじゃないかしら?
京 :
気づいている…?
どういう意味だ!
シェルミー : 今の混沌とした世界の生み出す可能性…
かつての…そしてまだ見ぬ草薙の
血を継ぐ者の辿った軌跡。

ほんと…随分と罪作りな機械よね。
好きな時代で、好きな相手に
そっと囁くだけでいいなんて──

「選ばれし英雄たちよ。
 正義のためにその力を貸してくれ」
京 :
!!
シェルミー : せいぜい、あなたも頑張りなさい。
正義の味方さん?
…ううん。その必要もないのかも。

あなたが倒れた所で、きっと代わりは
大勢いるはずだもの………………ね?

4−C(KUSANAGI)へ  4−D(クリス)へ


4−A

vs いろは


■ 対戦前 ■

京 :
おっと。
随分と色っぽいお出迎えだな。
どこかのクノイチといい勝負だぜ。
いろは : 理解しております。
…あなた様は、
ジオギガス様に仇なすお方。

なんの恨みもございませんが、
お命、ここで討たせていただきます!
京 :
やれやれ…またかよ。
どうせあんたも、あのジオギガスに
恩義があるってクチだろ?
いろは : 恩を受けしは旦那様唯一人。
あのようなお方には、何ら恩義を
感じたことはありません!
京 :
それじゃなんだ?
ひょっとして……脅迫?
いろは : …………。
京 :
図星かよ…参ったな。
こいつはちょっとばかり…
いや、やりにくすぎる相手だぜ。

運命のめぐり合わせってのが、こんなに
恨めしいと思ったのは初めてだ。
いろは : 恨みつらみは覚悟の上です。
例え憎まれることになろうとも……
お命頂戴いたします! お覚悟っ!!


■ クリア後 ■

いろは : そんな…
私が負けてしまっては…旦那様の…
村の方々を救う未来の薬が……
京 :
負けられないのはお互い様だ!
少なくとも俺にだって、ここで
倒れるわけにはいかない理由がある。
いろは : ジオギガス様は──
あの男を追って来る方は、人々を守る
正しいお方と聞いていました。

…ならば皆様のため、
私を助けていただけると信じて
おりましたのに……
京 :
それは俺に負けろってことか?
悪かったな…
でも、俺は……!!
いろは : …申し訳ございません。
見ず知らずの方にこのような泣き言を。
これでは…旦那様に叱られますね?

勝ち得た者はあなたです。
私は残される者として、せめて
胸を張って送り出すとしましょう。
京 :
(……くそっ、参ったな。
 これじゃむしろ放っておけねぇよ)

…………ん?
そういやあんた、
未来の薬って言ってたな?

確かあのおっさんも、ジオギガスと
同じ未来から来たって話だったから
薬の一つや二つ持ってるはずだ!!
いろは : それは本当でございますかっ!?
もし本当なら、いろはは…いろはは…
京 :
それじゃ、ブラウンのおっさんには
俺が話をするから、あんたは
自分の村で待っててくれよ。
いろは : ありがとうございます!
なんと素敵な方でしょう。
もちろん、旦那様の次ですが……くすっ

このご恩、一生忘れません。
では──

5−A(社)へ  5−B(ゲーニッツ)へ


4−B

vs クーラ


■ 対戦前 ■

クーラ : 止まって。
ここは…クーラが通さないよ!
京 :
クーラ? ネスツの関係者が
どうしてこんな所に居るんだよ!?

まさか…
今回の事件に、テメェらの組織も
一枚噛んでるんじゃねぇだろうな!
クーラ : …そんなこと知らないよ。

クーラはただ…悪い人をやっつける。
炎を使う……Kナンバーのオリジナル…
京 :
ふざけんなよ。
俺の邪魔をしやがって…しかも
言うに事欠いて、悪人呼ばわりかよ!

いくら見知った仲だろうと
そこまで言われりゃ容赦しねぇぞ!
クーラ : …ジオギガスって人が言ってた。
悪いKをやっつけて、いい子にしてたら
…K’たちも戻って来るって!
京 :
まったく…
ダマされるにも程があるだろ?
これだからガキの相手はやなんだよ。
クーラ : …子供じゃない!
クーラたちを馬鹿にする…悪いヤツ。
絶対に……やっつけてやる!


■ クリア後 ■

クーラ : 痛い……痛い痛い…。
K’はこんなことしないのに…
だから、火を出す人は大嫌い!
京 :
(やれやれ。
 これだけの力を持ってるクセに、
 中身はまるで子供だな……)

ええと…そうだ、クーラ!
お前にウソを教えたジオギガスって
奴のこと、俺に教えてくれないか?

教えてくれたら、俺がそいつを
こらしめて来てやるからよ?
な、悪い話じゃないだろ?
クーラ : べー…だ!
教えてなんかあげないよ。

勝手に自分で探しに行けば…?
この先に居るなんて…
クーラは…教えてあげないよ!
京 :
この先か…
ほんと、こういう所だけは
分かり易くて助かるぜ。
クーラ : 勝手に行けば…?
クーラだって…帰るもん。

5−B(ゲーニッツ)へ  5−C(SYD-008)へ


4−C

vs KUSANAGI


■ 対戦前 ■

KUSANAGI : 随分遅いご到着だな?
すっかり待ちくたびれちまったぜ。
京 :
へっ…性懲りも無く、
またクローンのお出ましか?

…いや、この感じは
神楽の鏡か!?
KUSANAGI : ご名答だぜ!
テメェのサビついた実力を
改めて確かめようって寸法だ!
京 :
そうか……好きにしな。
KUSANAGI : けっ…スカしやがって。
そんな調子で、このオレに勝てるとでも
思ってんのか?
京 :
ただ神楽のコマとして
役目が終われば消えるだけ。
お前らはそれで満足なのかよ?
KUSANAGI : …知ったことかよ!
コマだろうと、消え去ろうと
そんなこと今のテメェにゃ関係ねぇ!
京 :
…………。
KUSANAGI : シケた面しやがって…
だったらオレが、テメェの目的って奴を
ハッキリ思い出させてやらぁ!!!


■ クリア後 ■

KUSANAGI : くそっ……
派手にやってくれたじゃねーか。
手加減って言葉、知らねーのかよ!

ま、どの道オレは消える運命だ。
何だってかまわねぇんだけどよ。
京 :
…………。
KUSANAGI : なんだよ、いつまでもジメジメと
テンション低い野郎だな。
…ったく!

確かにオレは消える身だ。
だがたった今、テメェと闘った。
そいつは変えよう無い事実だろうさ。

オレの拳が掠めた右頬。
炎が巻き上げたテメェの髪。
互いに刻み込んだ事実は消えねぇ!

大体オレは、すぐに消える身の上だ。
だから、あがく時間すら勿体ねぇ。

ウジウジ考えてるヒマがあったら
与えられた任務の中に、どれだけ
自分って存在を刻み込めるのか!

その追求こそが、オレの意思の証明だ。
本物よりも前向きってモンだろう?
違うのかよ…ああ? 本物さんよぉ!
京 :
…ったくベラベラと。
本物の俺と違って、よく喋る偽者だな。
鏡だからって、そこまで反対とはな。
KUSANAGI : ははっ…!
ようやく調子が戻ったか!
そう来なくっちゃ。

大体、テメェら人間だって、
たかだか数十年の人生だ。
オレなんかと大差ねーよ。

クヨクヨ悩むヒマがあったら、もっと
自分の心に正直に生きたらどうだ?
こんな風に……消える前に…よ……
京 :
ああ、分かってるって。
テメェの分まで、草薙の炎を悪党共に
叩き込めって言うんだろ……上等だ!!

5−C(SYDV)へ  5−D(オロチ)へ


4−D

vs クリス


■ 対戦前 ■

クリス : アハハハハ!
無事にここまで来るなんて──

ひょっとして歴代英雄の中の
最高記録じゃないのかな?
さすが草薙って、褒めてあげるよ。
京 :
うるせぇ!
…どいつもこいつも、
勝手なことほざくんじゃねぇ!!
クリス : へぇ…
ひょっとして、あの博士に
手駒にされたことを怒ってるのかな?

正義のため、悪を討て!
そんな言葉を本気で信じてたんだ。

言葉なんて上辺だけ。
人がただ身勝手なだけの生き物なんて
とっくの昔に分かっていたことなのに。
京 :
…………。
クリス : もっともそのお陰で、ボクにとっては
住み易い世界に変化してくれたから
感謝してあげたいくらいだけどね。

キミやボクも……それだけじゃないよ!
フウマやハンゾウ…ジャンヌって
名乗る女も居たんじゃないかな。

過去や未来のボク自身、そして
それと闘う多くの戦士たち──

善悪の区別さえなく…
力ある全ての者たちが英雄と呼ばれる
力のみが支配する世界!

最高じゃないか!!!
京 :
うるせぇっ!
…その愉快なおむつにゃ聞こえねぇか?
何度も言わせるんじゃねぇ!!
クリス : へぇ、すごい怒りを感じるよ。
そろそろキミの準備も
出来たと思っていいのかな?

それならかかって来なよ?
今の時代の「英雄」候補!!!!


■ クリア後 ■

京 :
どうだ、草薙の炎の味は!!
俺が少しくらい迷った所で、
テメェをブチのめすくらいワケはねぇ!
クリス : ちぇっ…この時代のボクは
どうやらまだ、復活が完全じゃ
なかったみたいだね。
京 :
今さら負け惜しみかよ?
相変わらず格好つかねぇ野郎だな。
クリス : キミだけには言われたく
無かったけどね。

大体、キミはこの先どうするの?
信じていた人間に裏切られてさ、
使い捨てにされたのに。

そんな目的を無くした状態のまま
まさか、これから先も闘うつもり?
京 :
その、まさかさ。
生憎と俺はひねくれ者でね──

他人に利用されるのは嫌いだが
それ以上に、テメェらのご希望なんぞに
応えてやる趣味はねぇからな!
クリス : 随分吠えてくれるじゃないか。
…だったら好きにしてみれば?

怒りに染まったままの心で
その炎が、いつまでも赤い色を
していられると思うなら。

きっと、すぐに分かると思うよ?
キミも含めた人の愚かさが……
オロチの意思こそが正しいってね。

ハハハハハハハハ…
アーッハッハッハッハ!

5−D(オロチ)へ  5−E(Ωルガール)へ


5−A

vs 社


■ 対戦前 ■

ジオギガス : ガハハハハハハハ!
なんだ今頃来やがって。英雄にも
時間にルーズな奴が居るってかぁ?
京 :
お前がジオギガスかよ…。
よりにもよって、化けた相手が
オロチの四天王とはな。

奇妙な因果を感じるぜ。
ジオギガス : 慄けぃ!
元々最強のギガス様が、
さらに最強の力を得たのだ。

もはや全ての世界!
全ての時代に敵の一つもねぇんだよ!!
京 :
くだらねぇ。
力だけで勝てると思う辺りが
既にテメェの限界だ。
ジオギガス : はん! さっき相手してやった女も
同じような口ぶりだったが、今こうして
立っているのはこのオレ様だぁ!

思えばあいつも、正義だ心だと
クソやかましい小娘だったぜ

あの程度の超能力しか
使えぬ分際でよぉ!
京 :
!?
まさかアテナのことか!!
あのバカ、待ってろって言ったのに…
ジオギガス : なるほどなぁ…あいつの言ってた
クサナギってのは、ひょっとして
テメェのことか?

追い着くまでの足止めとか言ってたが…
役立たずな仲間を持って
草薙くんもお可愛そう…ってかぁ!
京 :
てめぇぇぇえ!!!!
ジオギガス : ガハハハハ!
さっさとかかって来やがれ。
テメェの力もいただいてやる!!!


■ クリア後 ■

ジオギガス : グガァァァ……
ば、ばかな…このジオギガス様が……
パワーもスピードも上のはずなのに。

なのに、なぜ負ける!?
なぜに勝てぬ!!!!!
理論上、あり得ない……
京 :
単純な力じゃねーんだよ。
俺の持つ炎…草薙の──
邪悪を祓うための力って奴はなぁ!
ジオギガス : …………力?
ハッ、そうか!
オレ様の知らない未知なるパワー!!

ええい!
こんな姿はもういらぬ──

!!

その力…キサマの持つ
「祓うための力」とやらを
オレ様に渡すのだぁぁぁあああ!!!!
京 :
(うぜぇ…)

テメェじゃ一生手に入れられねーよ。
力しか目に入らねぇ馬鹿にはな。

さて…
アテナのことも気になるし、
そろそろ幕を下ろそうぜ!!
ジオギガス : キ、キサマ…!?
ま、待て!やめろっ!
やめろ、やめろぉ…………ひいっ!!
京 :
くらい──

やがれぇぇぇええええっ!!!!!!!

Aエンディングへ


5−B

vs ゲーニッツ


■ 対戦前 ■

ジオギガス : …ふふ、お待ちしていましたよ。
ようこそ!
貴方自身が眠るべき墓穴へ。
京 :
ゲーニッツ!?
どうして、テメェがここに!

いや……この感じ、何か違うな。
テメェ、一体何者だ!
ジオギガス : データ照合……
オロチ衆サンプルNO.004
固体名称:ゲーニッツ。

──ご名答です。
さすがに、あなたが苦い思いを持つ者を
忘れることなど出来はしませんか。

草薙…京。
時を旅するその中で、無論あなたの事は
調べさせていただきました。

そのあなたが、私が吸収した力の中で、
最も苦手とする男──だからこそ、
この姿を選ばせていただいたのですよ。
京 :
くだらねぇ!
確かに一度は敗れたかもしれねぇが、
そいつはもう過去の話だ。

テメェへのリベンジは、
とっくの昔に果たしてやったぜ!!
ジオギガス : ふふ……
随分と動揺しているようですね。
もしかして焦っているのですか?

それこそ、
私は本物の彼では無いというのに…
京 :
ゴチャゴチャと能書きはたくさんだ!
本物だろうがニセモノだろうが、
草薙の炎で焼き尽くしてやるぜ!!!!


■ クリア後 ■

ジオギガス : ガァァァァア…!!!
なんだこの力は…!?
データとは全く違う──
京 :
月並みなセリフ過ぎるんで
カッコがつかずに悪いんだがな…

人間ってやつは、成長するんだぜ。
俺自身の力と、草薙の炎もな。

いつの記憶か知らねーけどな、
そんな過去のデータで
人間様を計ってんじゃねぇ!!
ジオギガス : ぐ……不確定な変動要素の計上を
失念するとは…この私としたことが……
京 :
分かってねーな。
いつまでも他人の力を借りてるんじゃあ
テメェ自身にも勝てやしねぇよ!!
ジオギガス : データ吸収型の私では、
自己成長する人間には勝てぬとでも……
くだらぬ!!!!

ええい!
もうこやつの姿はやめだ!!
人の姿になどこだわるから負けたのだ。

オレ様の蓄積した全データ。
矛に盾、炎に氷……
風に雷にそれから大地のエネルギー!

全ての力を寄り合わせ、その姿も
新たにうちゅう最強の──
京 :
それだけの力、どうまとめるつもりか
知らねーが…
そんなにやりたきゃ勝手にしやがれ
ジオギガス : ぬがっ!
うぬぅぉぉぉぉっ…力の…パワーの…
コントロールが効かぬっ!!!!
京 :
哀れな奴だな。
それが出来ないから、今まで人の姿を
借りてたんだろうに……
ジオギガス : 馬鹿な…ばかな…バカな…バカナ……
このようなところでぇぇえぇぇえぇ!!
うぉあぁぁぁぁぁぁぁぁあああ!!!?

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5−C

vs SYDV


■ 対戦前 ■

京 :
おいおい…こいつは何の冗談だ?
いくら俺が強すぎるからって、生身の
人間相手に戦闘機の登場とはね。
ナレーション : ──Pi
ブラウン博士 : …薙君。
……こえておるか…草…君よ?
京 :
あぁ? …ブラウンのおっさん。
これがあんたの言ってた
ジオギガスかい?

見てみろよ?
なんだか、予想以上に
とんでもねーことになってるようだぜ。
ブラウン博士 : うーむ、なるほどのぉ…

こやつはSYDV…
ワシの住む時代よりも遥か未来。
連合軍が作り上げた戦闘機の原型じゃ。

正式名称はSYD3式SS──
Scutum Striker!

まさに”盾を貫く者”の名に相応しく、
敵の防衛ラインを突破して、中枢攻略の
電撃作戦を成し遂げた英雄機じゃな。
京 :
そんなことは聞いてねぇ!
こんなデカブツ相手に
どうするんだよって聞いてんだろうが!

…ったく、何か弱点とかねぇのかよ?
ブラウン博士 : 無いのぅ。
まぁ、あえて言うとすればじゃが……

Good Luckじゃ!
草薙くん。
京 :
オイ…ざけんじゃねぇぞっ!

こうなったら仕方ねぇ…
未来の兵器だかなんだか知らねぇが、
この草薙の拳で、叩き落してやる!


■ クリア後 ■

京 :
へへ、燃えたろ?

どんな凄い兵器か知らねぇが、
乗ってる奴のウデが三流だったら
お話にもならねーぜ?
ジオギガス : なんだと!?
人間風情が…このオレ様に向かって
ふざけた口をたたきおって!
京 :
こいつが…ジオギガスか?
ジオギガス : いかにも、このオレ様こそが
うちゅう最強のおとこ!

そして、今はこのSYDVの
頭脳をつかさどる最強のちせい!
ジオギガスだ!!
京 :
なるほどな…
ウデが三流ってのは訂正するよ。

この場合、あんたの頭脳が三流だな。
さすがに、未来の機械だけあって、
能力だけは凄そうだがな。
ジオギガス : おのれ、おのれぃ!
こうなれば改めて、このオレ様の
凄まじさを見せつけてくれるわ!!

む、エネルギー切れに、弾切れだとぉ?
ええい、なにか他に…
ぶ、武器は無いのか!?武器は!?

……ん?
なんだこのスイッチは!?
(──ポチリ)
SYDV :
自滅モード承認完了……
これより全ての操作をロックし、
消滅シークエンスに移行します。

警告します。
乗員および付近の生命体は30秒以内に
本機より20メートル以上の距離を──
ジオギガス : 20メートルぅ!?
逃げねば!
早く逃げねばっ………はうっ!?

しまった、同化しておるわ!
こ、これでは逃げられぬ!?
京 :
どうかしてるぜ。
ほんとによ…

まぁ、弱くはなかったが
残念だったな…………………色々と。

Cエンディングへ


5−D

vs オロチ


■ 対戦前 ■

ジオギガス : ……………………………。
京 :
オロチ……
いや、こいつがギガス…?
どっちだ!?
オロチ :
…その者ならば、とうに滅びたわ。
所詮、人の作りし存在が
我の力を取り込もうなど愚かなことよ。

彼の者の力の残滓が、わずかながら
暴れているが……いずれ消えよう。

全ては我の…ガイアの元に
還る定めにある物なり。
…人の定めもまた然り。
京 :
はじめから面倒な事件だとは
思っていたが…最後の最後で一番
やっかいな奴がお出ましかよ…
オロチ :
輪廻を乱し、世界の調和を汚した人間が
さらに時までも手中に治めようとは……
人の業の深さ、まさに極まれり。

草薙の末裔よ…
時を越えて、
ここまで辿り着きたる者よ。

お前の辿りしその道は、
人の歴史と同じ物。
まさに合わせ鏡のような存在だ。

思い返してみるがいい。
いかなる時代においても争いの
火種のみを撒き散らす、その様を。

ただ悪戯に、命の価値を汚す愚かさを。
その業の深さゆえ……
人は滅ぶべき存在なのだ。
京 :
へっ…言われてみればそうかもな
確かにブッ通しての闘いだったし、
自分勝手は承知の上さ。

裏切ったり、利用されたり…
オマケに人の業の深さってのも
認めてやるよ。

…だが!
俺は悪戯に──
意味も無く闘ってるわけじゃねぇ!

俺はユキに会いたい!
俺が知る、俺の事を知っている
そのままのあいつに…

人の業…とやらの結末だろうが、
この気持ちが在るべき場所は
俺たちの時間での人生だけだ!

例え誰が相手だろうと、奪われた物を
取り返す邪魔だけはさせやしねぇ!!

オロチ──俺はテメェの大好きな
ありのままに生きて…
そして勝ち取ってやる!行くぜっ!!


■ クリア後 ■

ジオギガス : 我が…負けるのか……?
…この……ジオギガス…様が……
否……それは依代にすぎぬ…存在。
京 :
これは!?
オロチとジオギガスの意識…?

この二つが混ざり合って…
それで急に統制がとれなくなったのか。

迷惑な野郎だったが、最後の最後で
借りを返してもらった気分だな…へへっ
ジオギガス : 我に伏せ…我が意に従え……
この星を…数多の命を食いつぶす
その前に………

人の子よ…お前もまた──
京 :
やだね。テメェにだけは従わねぇよ。
人間ってのは、そう簡単に割り切れる程
器用に出来ちゃいねえからな。

そりゃあ、地球全体って規模で見たら
ちっぽけなクセに迷惑すぎる存在かも
知れねーけどよ。

…それでも生きてる!
泣いたり…て、俺はやらねえけどよ。
まぁ、笑ったり、怒ったり色々あるさ。

お前が地球を好きっていうのと
同じくらい、俺にも守りたい物がある!
だから…だから──
オロチ :
…………………。
京 :
……くそっ、なんかワケが分からなく
なってきたぜ!

つまり、何度だってテメェと
闘ってやるって話だよ!!
文句は言わせねぇぜ、この野郎!!!!
オロチ :
…………理解した。
ならば…我は再び眠りに就こう。

だが…ゆめゆめ忘れるな……
人が愚かな行いを繰り返すなら…
我は何度でも目覚めよう…

それを近い未来とするか…
久遠の彼方とするか………

それを決めるのは…
お前たち人間であることを……!

Dエンディングへ


5−E

vs Ωルガール


■ 対戦前 ■

ジオギガス : ガーハッハッハッハッ!!
ついにこの力を手に入れたぞ
これぞ最強、Ωの力!!!
京 :
ルガール、テメェ!!!
…いや、姿は同じだが何かが違う。

ひょっとして、
お前がジオギガスって奴なのか?
ジオギガス : いかにも!
だが、少々来るのが遅かったようだな。
ヌハハハハハハハ!

ヤツもまた、強大な力を求めて彷徨い
そして何やら愚策を弄したようだが
あえなく吸収されるとは…

まったくもって愚かなヤツよ!
おかげで予定より早く、最強の力を
手に入れることが出来たわい!
京 :
情けねぇ…ルガールの野郎、
筋肉ダルマに返り討ちにあうとはな。
ジオギガス : ガハハハハ!
責めるのは酷というものだ。なぜなら!
最強のギガス様が相手だからな。

おぉぉぉぉぉぉ
この体! この力!
なじむ、なじむぞぉぉぉ!!!!!!

キサマも折角やって来たのだ。
この体の力試しに、
少々付き合ってもらおうか!

あまり簡単には死んでくれるなよ?
ガハハハハハハハ


■ クリア後 ■

ジオギガス : ぬがぁぁぁあぁぁあぁぁあああ!
バカな…この程度の力しか
出せないはずが……

うおっ………!?
なんだ…オレ様の力が吸い尽……
そん…な……消えて……ゆ…く………

…………………。
Ωルガール :
……ほう?
これがジオギガスとやらの力か。
思ったより悪くはないな!
京 :
…まさか!?
今度は、本物のルガールなのか?
一体どうなってやがるんだ。
Ωルガール :
フン…くだらぬ話よ。
私がジオギガスの意識を乗っ取るのに
少々手間取ったと言うだけのな。

ヤツが闘いにかまけている隙に
その意識を深層から喰らいつくして
やったと言うわけだ。

しかし、英雄きどりの馬鹿者のお陰で
こうも容易くことが運ぶとは…
ご苦労だったな?
京 :
テメェ…!!
Ωルガール :
強がるのはやめたまえ。
どうせ、ジオギガスとの闘いで
大した力も残していないのだろう?

キサマの愚かさにより
手に入れたこの力!
おかげで私はとても気分が良い。

その気分に免じて
見逃してやろうと言うのだ。

せっかく拾った命、もう少し
大事にするがいい。

ハッーハッハッハッハッハッ──!
さらばだ、草薙京。

Eエンディングへ



Aエンディング

ブラウン博士 : おおっ!?
とうとうやりおったな草薙君。

さすがは希代の英雄じゃ!
まったくもって感心したぞい。
京 :
そんなことよりアテナを頼む!
早く診てやってくれ!

こいつ、無茶しやがって…
ブラウン博士 : ふむふむ……?

うむっ、命には別状無しじゃ!
疲労で、気を失っておるだけじゃろう。
京 :
……心配させやがって。
それじゃ、後は目が覚めるのを
待つとするか。
ブラウン博士 : そのことなのじゃが…
草薙君よ──

出来れば彼女には、会わないように
してもらいたいのじゃ。
京 :
は…?
どういうことだよ。
ブラウン博士 : 既に気付いておるのじゃろうが
このアテナ君は、おぬしの世界の
アテナ君では無い。

余り関わり過ぎると
歴史に悪い影響を与えかねんのじゃ。

ジオギガスが倒れ、歴史が
修復されようとしている今なら
なおのこと。
京 :
やれやれ…面倒な話だな。
それじゃ、そっちはあんたに任せるよ。

俺も大事な用があるんでね。
悪いが先に帰らせてもらうぜ?
ブラウン博士 : ほほ〜〜ぅ?
…さては、例のユキちゃんとか言う
彼女に会いに行くつもりじゃな?
京 :
…なっ!?
そ、そんなんじゃねーよ。

その……
ちょっとした野暮用だ!
ブラウン博士 : わはははは!
語るに落ちるとはこの事じゃ。
京 :
ちぇっ…。
ま、かまわねぇか。

それじゃ、またなおっさん。
もし──

こんなヤバイことが起こったら、
すぐに知らせてくれよ!


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Bエンディング

京 :
……ふぅ
これで終わりだな。

──それで?
おっさん、この後は一体
どうすりゃいいんだ?
ブラウン博士 : うむ。既に手は打っておいた!
悪人共が消えた今、後は歴史が自動的に
修復されるのを待つばかりじゃ。

それから…
タイムマシンの封印かのう。
京 :
封印?
どうせなら、後腐れ無いように
ブッ壊しちまおうぜ!
ブラウン博士 : いかん、いかん!!
それはいかんぞ、草薙君!!

今回の事件が、後の世に致命的な問題を
残す可能性も捨てきれんのじゃ。

そうなった時のために、
万一の保険として
残しておく必要があるのじゃよ。
京 :
ちぇっ…
面倒な話だぜ。
ブラウン博士 : まったくじゃな。
…じゃが、これもワシが背負おうべき
責任なのじゃろう。

これからは、決して
悪用されることの無いよう
守り続けてゆくつもりじゃよ…。
京 :
まぁ、なにかあったら連絡してくれ。
気が向いたら、手を貸してやるぜ。
ブラウン博士 : ををっ!?
少し引っかかるが、ありがたい話じゃ!

──じゃが……そんな話をされては
おぬしを懐かしむあまり、ワシ自身が
問題を起こしてしまうかも知れんのぅ。
京 :
カンベンしてくれ…。

…でも、もしそうなった時は
ハッキリ思い出させてやるよ。

草薙の炎は、
誰にも消せないってことをな!!


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Cエンディング

京 :
ふぅ…
これで終わったか。

さーて、後はブラウンのおっさんに
連絡して──
ブラウン博士 : た、た、た、た、大変じゃ──!!!
草薙君よ、えらい事になったのじゃ!
京 :
いきなりなんだよ!
ジオギガスなら、
もう俺が倒しちまったぜ?
ブラウン博士 : うむ。
それはワシも確認しておる。

じゃが……
逆に分からなくなった物が
あるのじゃよ。
京 :
…だから、なんの話だよ?
勿体つけずに言えよ!
ブラウン博士 : タイムマシンじゃ…。
タイムマシンが
消えてしもうたのじゃよ!!!
京 :
消えたってなんだよ!
まさか…盗まれたってのか?
ブラウン博士 : う──む…確証は無いのじゃが
その可能性が高そうじゃなぁ。
恐らくは、ダムドの生き残り…か。

きゃつらが何をするつもりか分からんが
放ってはおけん!

草薙君よ、すまんのじゃが
もうしばらく力を貸してはもらえんか?
京 :
おいおい、考えるまでもねぇぜ…
どっちにしたって、タイムマシンを
取り返すまでは帰れないんだろ?

…乗りかかった船だ。
面倒だが、こうなったら最後まで
悪人退治に付き合ってやるよ!!


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Dエンディング

京 :
……はぁ…はぁ……くっ…
これで…終わったのか?
ブラウン博士 : ──いや、
まだ最後の仕上げが残っておるのじゃ。
京 :
ブラウン!?
あんた…いつの間に──

ぐあぁぁっ!!
ブラウン博士 : …やはり、読みどおりじゃな。
闘いの直後ならば、ワシでも
おぬしのような英雄を倒せると。

草薙君よ…
すまんが、このまま眠ってくれい。
京 :
……どういう事だ。
なんで…あんたが俺を……
ブラウン博士 : 残念じゃが、時間を越えた人間を、
そのままにしておくわけには
行かんのじゃ…。
京 :
くそっったれ…
…最初から…そのつもり…だっ…の…
ブラウン博士 : 許してくれい…草薙君よ。
京 :
……。

………。

…………。

…うっ……ん…。
ここは…

……公園?
なんでこんな所に…

それに…
俺は一体……

(何だか大事なことを
 忘れてる気がするが…)

そうだ!
確かユキに会いに行こうとして、
それで…

それで…
俺はどうしたんだ!?

くそっ…気持ちわりぃ!
仕方ねぇ、こうなりゃ
真吾の奴でも呼び出して──
ブラウン博士 : 本当にすまんな、草薙君。
歴史への影響を抑えるために
おぬしの記憶を消させてもらったよ…

もう、会うこともないじゃろうが…
………………………………元気でな。


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Eエンディング

京 :
……くそっ!!
ジオギガスは倒したってのによ!!
ブラウン博士 : 落ち着くのじゃ、草薙君!
まずは、力を回復させねば!!
京 :
問題ねぇよ!
すぐにでも奴を追いかけて……くっ!?
ブラウン博士 : それ見たことか!
立っているのが不思議なくらいの
状態なのじゃぞ。

まずは体を休めるのじゃ!
傷の手当もせねばならんしのぅ。
それに……

もはや、きゃつの痕跡は消えておる。
見つけ出すことすら、困難じゃろう。
京 :
……くっ!!
あんた、偉い博士なんだろ!
なんとかならねぇのかよ?
ブラウン博士 : 無理を言わんでくれ!
それに、おぬしとの闘いで
きゃつも傷を負っておる。

傷が治るまで動きそうにない奴を
見つけ出すなど至難の業じゃ。
京 :
分かったよ…
放っておくのは性に合わねぇが
今はガマンしてやるよ。

…だが、傷が癒えた時
奴はまた動き出すんだろうな…

次こそは本当の…
草薙の炎を味あわせてやる。

ルガール!!!
その時まで、首を洗って
待っていやがれ!!


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