オープニング | 1−1 | 2−1 | 3−1 | 4−1 | 5−1 | エンディング |
vs アテナ | vs KUSANAGI or 暴走庵 |
vs シェルミー or ルガール |
vs 社 or ゲーニッツ |
vs クリス(オロチ) |
京 : |
神楽の話が確かなら、のんびりしては いられねぇ…生命力ってヤツを 吸い取られちまうからな。 やれやれ。 ヤバそうなことになってきやがった。 一緒に来た連中ともはぐれちまうし。 仕方ねぇ、このまま行ってやるぜ! |
アテナ : | いけませんっ!! ここから先は危険なんです! って……あれ? 草薙さん!? |
京 : |
おいおい。超能力の使いすぎで 頭がニブくなってるんじゃねぇか? 俺が他の誰に見えるっていうんだよ。 |
アテナ : | すいません。 学生服を着ていなかったから、つい… |
京 : |
くっ……ま、まぁいい。 そんなことより、どうしてあんたが… ここはオロチの封印の中なんだぜ? |
アテナ : | はい。それはもちろん正義のためです! 鎮老師の教えにもこうあります。 ここから先、草薙さん通すべからず! |
京 : |
イキナリなヤツだな… だけど、本当に分かってんのか? この俺を止めようって言うなら── |
アテナ : | 言葉だけじゃなくて、行動で示せって 言うんですよね? ちゃんと分かってます! |
京 : |
ヘッ…上等じゃねぇか。 覚悟があるなら手加減なしだ。 行くぜっ!! |
京 : |
見たか! これが草薙の拳だ!! 触れた物すべて… 焼き尽くしてやるぜ!! |
アテナ : | そうですね… 草薙さんなら、きっと大丈夫。 それじゃ、私はここまで! 後はその熱いハートを 応援させてもらいます…えへへっ。 |
京 : |
ああ、まかせとけって! 力づくでも、オロチの野郎を 眠らせてやるさ。 |
京 : |
アテナにはああ言っちまったが、 俺はオロチにも、草薙の宿命なんて 面倒なもんにも関わりたくはねぇ… そんなことにこだわり続けるのは、 親父と神楽くらいで十分だ。 俺はただ、奪われた物を 取り戻したいだけ… そいつをオロチの野郎に 思い知らせてやるぜ!! |
KUSANAGI : | ようやく来やがったか。 遅すぎて、待ちくたびれちまったぜぇ! |
京 : |
テメェは!? クローンか… 回収されたはずの野郎が、 性懲りも無く出てきやがって! |
KUSANAGI : | ハズレだよ、バーカ。 オレはクローンじゃねぇ、影だ! 鏡の力で生み出されたオマエの写しだ! |
京 : |
影…鏡の力…? ということは… テメェ、神楽の関係者か!? |
KUSANAGI : | やれやれ、頭の悪いオマエにも よーく分かるように教えてやるぜ。 自分と同じ力に勝てれば『合格』。 負けるようなら『赤点失格』、 『落第決定』ってこった! |
京 : |
『赤点』で『落第決定』だと? 神楽の野郎、縁起でもねぇ… それが人に物を頼む態度かよ!? |
KUSANAGI : | おっと、無駄話はそこまでだ! それじゃさっそく、テスト開始だぜ!! |
KUSANAGI : | ……チっ、ここまでかよ! 思った以上にやりやがる…。 |
京 : |
文句があるなら神楽に言いな。 草薙の炎の力を甘く見た、 あいつ自身の失点だ。 |
KUSANAGI : | へへっ…試験は…合格だ… オレ以上に…熱い炎だった…ぜ …だが、いい気になるなよ? テメェの…本当の試練は…これからだ。 |
暴走庵 : | ォォォォオオ…… |
京 : |
八神!? まさかテメェ、またオロチの血に… |
暴走庵 : | キョォォォオオ… |
京 : |
…情けねえヤツ… 前にも言ったが… オロチの血筋に飲み込まれてる テメェに用はねぇんだよ! |
暴走庵 : | シャァアァァァ!!! |
京 : |
ったく世話の焼ける野郎だ… 仕方ねぇ、オロチの血ごと まとめて焼き尽くしてやるぜ!! |
暴走庵 : | ウウウ…オァァ…… |
京 : |
余計な世話かけてんじゃねぇよ。 そのまま、大人しく燃え尽きな。 |
京 : |
くそっ!! 胸クソの悪い勝利だぜ。 …どいつもこいつも。 余計なことばかりしやがって。 鬱陶しいんだよっ!! こうなりゃ神楽もオロチも関係ねぇ。 俺を邪魔するヤツラは全て、 焼き尽くしてやる! |
京 : |
なんだか無性にイライラするぜ! こんな時、真吾がいれば……クソッ!! まったく、さっきの八神といい おかしなことばかり続きやがるし! …どうも嫌な予感がするな。 先を急ぐか! |
シェルミー : | アハッ、誰かと思えば…うふふっ。 ここでワタシと遊ばない? たっぷりサービスしてあげるわよ。 |
京 : |
オロチの手先のアンタとか? へっ…どうやらまた、痛い目見せて 欲しいみたいだな。 |
シェルミー : | あら、怖いのねぇ… 女性相手に、そんなに怖い顔しちゃ ダ・メ・よ? |
京 : |
うるせぇ! 俺を怒らせるようなマネをしたのは テメェらだろうが!! |
シェルミー : | …そうかしら? オロチ様の復活を妨げたのは あなたたちが先だと思うケド? まぁ、これも運命なのかしら? ワタシたちが、決して相容れられない ことも… |
京 : |
くっだらねぇ。運命だなんだと そんなもんに振り回されやがって… こっちはいい迷惑なんだよ!! |
シェルミー : | ……そう? それじゃ、ワタシが教えてあげる… あなたの運命をっ!!!!!!!! |
シェルミー : | そ、そんなっ!? どうして草薙に、これ程の力が… |
京 : |
へへっ…天才の覚醒ってヤツさ。 のうのうと寝てたアンタじゃ、 かないやしねぇよ! |
シェルミー : | ウフフ…本当にそうかも知れないわね。 でも、ワタシは負けない… ただ、オロチ様の元へと還るだけ… また会いましょう……草薙? ウフフフ……アハハハハハ……!! |
京 : |
今度はテメェか… オロチの力の暴走で 消し飛んだと思っていたが、 まさか、こんなところでオロチの 使いっ走りをしていたとはね。 |
ルガール : | 貴様っ!! …フン、まぁいい。 全ては私自身のため。 オロチを復活させれば、私も再び 元の世界に戻れるのだからな。 |
京 : |
残念だが、そうは行かねぇぜ? なぜなら、まとめて俺が ぶっ飛ばしちまうんだからよ! |
ルガール : | ほう…貴様一人で勝つというのか? その無謀な心意気を認めて、我が コレクションの一つに加えてやろう。 …いや、父親同様に我がシモベと するのもまた一興というものか。 フハハハハハハハハハハハ!!! |
京 : |
願い下げだぜ! テメェのシモベも あんなボンクラ親父などと一緒に 扱われるのもな!!! 俺と親父の炎の違い…… 身をもって味わってもらうぜ!! |
京 : |
どうだ!! 草薙の炎…草薙の拳の味は! 俺と怒らせたのがテメェの敗因だ。 |
ルガール : | 愚か者め…せいぜい今の内に、 好きなだけ粋がるがいい。 どうあがこうが、貴様の運命は 決まっているのだからな。 |
京 : |
へっ…今さら負け惜しみかよ? |
ルガール : | 好きなように受け取るがいい。 運命の歯車は、すでに貴様の知らぬ ところで、動き始めているのだ! |
京 : |
最後の最後まで、 気味の悪いことを言いやがる… まぁいいさ。 次は二度と関われないよう 完全に焼き尽くしてやるだけだ。 俺たちを巻き込んだことを、 後悔出来なくなるくらいにな! |
京 : |
…あの野郎、もったいつけたこと ばかり言いやがって……運命だと? オロチ、三神器、八神との因縁… 知らねぇ間に、随分やっかいなことに 巻き込まれちまったもんだ。 …おっと、らしくもねぇ! さーて、気を取り直して行くか。 飛ばすぜっ!!! |
社 : | ちょうど退屈してたところだ。 いっちょ遊んでくれよ、草薙? …赤毛じゃないのは残念だがな。 |
京 : | …八神のことか。 あのバカ。面倒くせぇ因縁なんか 押しつけやがって……仕方ねぇな! |
社 : | よし、これで予定通りだ。 あとはバカ面下げてやって来た お前らを、オロチの贄にするだけか。 |
京 : | 誰が考えたのか知らねぇけどよ。 そいつは、この俺を倒そうって 時点で完全に致命的な計画だな。 |
社 : | 調子こいてんじゃねぇぞ! …と言いたいところだが、優しい 俺から一つ、特別サービスだ。 |
京 : | !? いきなり何言ってやがる? |
社 : | テメェ一人じゃ寂しいだろう。 赤毛と八咫の女。 それからクシナダ……………いや! 今はテメェの彼女でユキと言ったか? すぐに後を追わせてやるぜ! |
社 : | バ、バカな…いくら祓う者とは言え この俺が負けるとは… |
京 : | 不本意な話だが、テメェらのお陰で 少しずつ思いだせてきたぜ…… オロチを倒した時のあの力… そして…… |
社 : | へへっ…皮肉なもんだ。 まさか敵の力の復活に、協力する ことになっちまうとはな… |
京 : | ああ、感謝してるぜ。 その礼といっちゃなんだが、 オロチの野郎も、すぐに倒して やるからよ。 安心して消えちまいな。 |
ゲーニッツ : | ほう? ここまでたどり着くとは… さすがは草薙の血筋と評価しておく べきでしょうか。 |
京 : |
褒められて嬉しい相手でもねぇが、 お礼代わりに、味あわせてやるぜ。 この草薙の拳を! |
ゲーニッツ : | フッ…ネスツの実験で、本来の力が 出せなくなっても、強がりだけは 変わりませんか。 |
京 : |
…よく知ってやがる。 最近のオロチってのは、ストーカー のマネゴトまでやってんのか? |
ゲーニッツ : | 全ては我が主のため。 …欠けた鏡の力で抑え込もうという 不逞をくじくもまた同じ… |
京 : |
…そうかい。勝手にしな? だがな…俺たちを巻き込んだ 責任だけはとってもらうぜ! |
ゲーニッツ : | ふふふ…そう単純にはいきません。 大願成就に犠牲はつきもの。 主に仇なす草薙の剣、そして…… 捕らえたクシナダも、また然り… さて、短い再会となりましたが これで…………………お別れです! |
京 : |
思い出してきたぜ。 一度テメェに敗れたことで 鍛え直した炎の力…… オロチを倒した心の炎を。 |
ゲーニッツ : | くぅ……あなたの心を乱すはずの クシナダへの想いが…… 逆に奮い立たせることになろうとは… |
京 : |
ああ、テメェの吹き込んだ風が 俺の炎を燃え盛らせた。 神父気どりにしちゃ無学すぎたな。 |
京 : |
社の野郎が守っていたんだ。 オロチもきっと近くにいるはずだ。 封印なんて面倒くせぇ。 二度と復活できないように ここでキッチリ仕留めてやるぜ!! 取り戻した、いつかの気持ち。 誰にも負けたくない…強い想い。 それから…… いや、今はいい… 今はまず、全てにカタをつけてやる! |
京 : |
ゲーニッツ… ヤツが出てきたってことは、 オロチも近くにいるはずだ。 このくだらねぇ戦いとも もうすぐおさらばだ。 …だがこの戦いが、忘れてたことを 俺に思い出させてくれた。 ふっ…感謝しておくべきかもな。 もっとも、アイツらにとっちゃ とんでもねぇ皮肉だろうがな。 |
京 : |
どうやらテメェで最後だな。 大人しくさらった連中を帰すって 言うなら、許してやってもいいんだぜ? |
クリス : | 返すわけないだろ。放っといたって もうすぐ復活するんだからさ。 でもまぁ…ここまで頑張ったキミが カワイソーだし、一つだけイイコト 教えてあげようかな。 |
京 : |
いいことだと? はっ…この後に及んで 余裕のつもりかよ。 |
クリス : | せめてものご褒美だよ。 …まず、ここでボクたちを倒せたら、 封印はそれだけで復活する。 捕まえてた人間たちも、多分 自動的に外に戻されるはずだよ。 |
京 : |
へっ、ありがとよ。 ようするに、これで遠慮なく テメェをぶっ飛ばせるってわけだ。 |
クリス : | アハハハ、面白いことを言うね。 このボクに勝とうだなんて。 キミの傲慢な炎…飲み込んであげるよ! |
オロチ : | 我はガイアと共にあり… 倒そうなどと無駄なこと… 拳を向けることさえ意味はない。 |
京 : |
…なるほどな。 俺はずっと、ネスツのせいで力が 出せなくなったと思ってた。 それでもヤツらを叩きのめすには 十分だったし、考えるヒマなんて まるで無かったからな… |
オロチ : | 草薙の使い手よ… 絶望のあまり、気でもたがえたか? |
京 : |
なんで痛い目見てまで戦うのか? 立ち止まろうって思わないのか? いつの間にか忘れちまってた。 ははっ…ユキにも散々言われてたっけ… …思い出したよ。 負けたくねぇ! 強く望むその気持ち! そして……オロチ! かつて、テメェを倒した時の 熱くたぎる草薙の炎を!! |
オロチ : | ぬぅ…この炎は!? |
京 : |
見せてやるぜ! 草薙の拳…草薙の炎… 俺の本当の力をなぁ!!!!!!!!! |
真吾 : | 「あ、草薙さんだ。 草薙さぁ──ん! 聞いてくださいよ!」 |
京 : |
「おう、真吾。元気そうだな」 |
真吾 : | 「それがそうじゃないんですよ 草薙さん! 俺、ここ数日の記憶が 無いんですよ!」 「それに世界中で似たようなことが 起きてたらしく、 デッカイニュースになってるし、 もう何がなんだか わからないっすよ!」 |
京 : |
「細かいことは気にすんなって。 …記憶喪失だ? 大かた、修行中に 頭でも打ったんだろ?」 |
真吾 : | 「うーん、やっぱ、そうっすかねぇ? でもなぁ…」 |
京 : |
「ん…どうした真吾? まだ何か、気になることでも あるのかよ?」 |
真吾 : | 「いやー今日の草薙さん、 やけに優しいなあって… そうだ!」 「折角だから、ついでに技の一つでも 教えて下さいよ。 ババッて。 空とか飛んじゃうヤツ!!」 |
京 : |
「アホか? 人間が空を飛ぶわけねぇだろ! 大体な、俺はこれから、 大事な用事があるんだよ。」 |
真吾 : | 「え──そんなぁ…… あ?ひょっとして ユキさんとデートっすか?」 |
京 : |
「…悪いかよ? お前さ… 分かってるなら気をつかえって。 いいな…絶対について来るなよ?」 |
真吾 : | 「それじゃ、サクッと 簡単なのでいいから 教えてくださいよ! オレでもちゃんと火の出るヤツ!!」 |
京 : |
「あーうるせぇな! いい加減にしねぇと、 本気で燃やすぞ!」 |
真吾 : | 「うわっ、そんなこと言ってたら またユキさんに…」 |
京 : |
「!? 真吾、まさかお前… ユキに余計なこと吹き込んでるんじゃ ねーだろうなぁ?」 |
真吾 : | 「いえっ!そんな滅相も無いっす! 前に八つ当たりで殴られたとか 燃やされたことあるっす とか言って、ユキさんに すごいため息つかれたとか 全然知らないっすよ。」 |
京 : |
「真吾ぉ…………………… ………………テメェ!!」 |
真吾 : | 「うひゃっ!? オ、オレそろそろ行きます。 ユキさんとの楽しいデートの 邪魔になるんで。それじゃ、また!」 |
京 : |
「(チッ…真吾の野郎……! この分じゃ、ユキに会ったら どんな小言を言われることか… へへっ…まぁいいさ。 それでこそ、苦労して取り戻した 甲斐があるってもんだぜ…)」 |