< 無 題 >





男はふいに立ち止まる



仰ぎ見れば


ひとひら ふたひら


清らかな花が


舞い落ちる



季節はずれの 白い


ちいさい つめたい花は


男の掌(たなごころ)に忽然と


消えた



男は怪訝に眉を寄せ


ひそとつぶやく




――?




それは




はかない花の名であった












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崎さんから「祈り」と一緒に頂きました。
言葉にはしないけれど、守矢が何も思わないわけがない…
そう、ひっそりと思ってしまいます。
あの2幕EDから守矢がどこへ行きどう生きるのやら、
少なくとも癒えることのない傷をずっと背負っていくような気がしてなりません。

…これまた話すと長いから以下略させていただきますが(笑)
崎さんありがとうございましたっ…!!

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